交感神経と副交感神経の自律神経系の働きを簡単にまとめてみた - +医療従事者と患者の広場+ ~看護師や作業/理学療法士etcの国家試験/解答速報、病気/怪我の治し方まで+

交感神経と副交感神経の自律神経系の働きを簡単にまとめてみた


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作業療法士、理学療法士だけでなく、看護師さん等もこれくらいは知っておかないといけない自律神経系の生理学的なお話の総括です。

従事者だけでなく、一般の方も知っているほど有名な部分を無茶苦茶簡潔にしてみました。
交感神経と副交感神経の関係から、その支配なんかをさらーーーーっとです。
ほんとにさらあああーーっと、書いているのでわかりにくい部分は調べてください。いあ、おめーが書けっていうなら、後記事でマニアックにやりますよ。


さて、前置きが長くなりましたが、どうぞ。

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【自律神経系の概念】

怒りや喜びなど喜怒哀楽や栄養生活などに関係し、不随意運動を行う器官を支配する神経は、一般の神経系に比べて脳の支配から比較的独立して働くと考えて自律神経と呼びます。



自律神経系は交感神経系および副交感神経系からなる
下図を参照にしてみてください。交感神経とは胸髄または腰髄の側柱から発するものをいい、副交感神経とは中脳・橋・延髄部の脳神経核または仙髄側柱から発するものをいう。

これらの自律神経末梢部に対する上位中枢は延髄および視床下部であり、ここで両系の統合が行われる。

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【自律神経系の大特徴】
自律性支配とは?
自律神経の興奮性や活動様式は意志の支配を受けず、もっぱら反射によって変化する。
それによって支配領域である心筋、平滑筋(内臓、血管)および腺などの機能を調節している。



二重神経支配とは?
交感神経および副交感神経の2系統があり、一般に一つの器官に対して両系の線維を送っている。これを二重支配という。

*二重支配されている器官
内臓性効果器:目、心臓、呼吸器系、消化器系、骨盤臓器

* 交感神経系だけに支配されている器官
汗腺、立毛筋、ほとんどの血管、副腎



節前線維と節後線維について
自律神経が効果器に達するまでの間に末梢の神経節あるいは神経叢で1回だけニューロンを換える。

節前線維:シナプス前の中枢側から出る神経線維
節後線維:シナプス後の神経節から出る神経線維


交感神経の場合、シナプスは交感神経節にあり、効果器と離れているために節後線維の経過が長い。副交感神経の場合、シナプスの多くは末梢効果器の内にあるので節後線維は短い。

        ↓

1つの神経節については普通、節前線維よりも節後線維のほうが数が多い。すなわちシナプス部で発散があり、交感神経はとくに発散が顕著で節後線維の分布領域が広汎である。

            

交感神経

副交感神経

節前神経

短い

長い

節後神経

長い

短い


 

④拮抗神経支配
交感神経と副交感両系はある器官の活動を促進したり抑制したりして相互に拮抗的な作用を及ぼす。

*例:消化器系は正常では副交感神経系が優位であり、消化管の腺の分泌、蠕動運動、排便を促進する。ストレス状態では、交感神経系が優位である。最大限のエネルギーを消費できるように、心拍動・血圧・酸素消費・呼吸などが増加するように働く。


*例外:器官によっては必ずしも拮抗的でないものもある。瞳孔筋に対してはいずれも収縮作用である。しかし機能的には交感神経は散大筋を、副交感神経は縮小筋を支配しているので拮抗的となっている。


唾液腺に対しては両系とも分泌を増す。この場合交感神経活動による唾液は粘液および酵素に富み、副交感神経による唾液は漿液性であって、食物の種類によって両系の活動様式が異なっている。

したがって両系は必ずしも拮抗的ではないこともあるが、相伴って合目的的活動を遂行していると考えられる。 

 

⑤持続神経支配
両系とくに交感神経は、絶えず一定の興奮状態を持続していて、支配する器官に一定のインパルスを送っている。これを持続神経支配という。


両系の及ぼす刺激効果の平衡するところにその器官の興奮性が維持されているのである。したがって機能的な拮抗支配のある器官に対しては、交感神経活動の減少は副交感神経活動の増加と同様な興奮性の変化をきたす。


*例:血管の大部分や立毛筋、汗腺などは交感神経のみに支配されており、副交感神経線維を受けていない。しかしこれらの器官の活動状態は持続支配によるインパルスの増減によって調節されている


⑥相反神経支配とは?
拮抗支配のある器官に対しては、交感神経の活動が亢進しているときは副交感神経の活動は抑制されている。逆に副交感神経の活動が亢進するときは交感神経の活動は抑制されている。このような関係を相反神経支配という。



⑦刺激剤および遮断剤
自律神経は特殊の薬物に対して敏感である。これは神経節または神経叢のシナプス、あるいは節後線維と効果器との接合部の性質に他ならない。各線維末端における薬物の作用は表の通りである。

*例外:汗腺は交感神経の節後線維をうけているが、ピロカルピンによって刺激されて分泌が増し、アトロピンによって遮断される。

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