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体温調節のしくみを詳しく知るには、中枢と末梢の体温調節機構のメカニズムを学ぼう


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体温調節機構の仕組み・メカニズム

生体内外の温度条件は、外層部にある抹消温度受容器および核心部にある中枢温度受容器により感受され、その情報が体温調節中枢に伝えられる。

ここでは、そのまとめと体温上昇時の生体反応を述べてみる。

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末消性温度受容器

末消性温度受容器とは、温度を感知する温度受容器の事であり、主としては皮膚に存在しているもの。


a.温・冷受容器
・皮膚の冷受容器は神経の自由終末である。
・温受容器の形態は哺乳動物ではまだ報告されていない。



b.求心性線維
受容器で受容された温度情報は、第一次求心性線維に伝えられる。

冷刺激は有髄のAδおよび無髄のC線維により伝えられる。温刺激は主として無髄のC線維により伝えられる。


中枢温度受容器

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a.中脳

中脳の選択的冷却・加熱により、それぞれ典型的な対寒反応と対暑反応が引き起こされ、中脳にも冷・温受容器が存在することを示している。



中脳の温度受容器に由来する冷・温ニューロンの発射頻度は、中脳の加冷・加温によりそれぞれ増加する。



b.視床下部

現在、前視床下野の温熱中枢と後視床下野の寒冷中枢をまとめて体温調節中枢と呼ばれている。

視床下部を加熱すると皮膚血管拡張、あえぎなどの対暑反応が引き起こされ、また、視床下部冷却によって皮膚血管収縮、ふるえなどの対寒反応が引き起こされる。

体温調節中枢

体温調節中枢11

環境温、したがって皮膚温が一定でも視床下部温度が低下し、一定の閾値を越えると熱産生は増加しその程度は視床下部温が低下するほど強い。

逆に視床下部温が上昇し、一定の閾値を越えると発汗量が増加しはじめ、その程度は視床下部温が上昇するほど強い。



温ニューロンは視索前野、視床下部温上昇により発射頻度が上昇し、冷ニューロンは温度下降により発射頻度が増加する。
*延髄には血管運動中枢が存在し、外環の温度、体温の変化により血管を拡張、収縮させ体温調節をはかるがそれらは中脳と視床下部にある体温調節中枢によりコントロールされている



体温が上昇時に体温を低下させる機構

①後部視床下部の交感神経中枢の役割による皮膚血管拡張
②発汗による蒸発熱の増加
③熱産生の抑制
体温が低下時に体温を上昇させる機構
①後部視床下部の交感神経中枢の刺激による皮膚血管の収縮
②ふるえによる熱産生の増加
③交感神経刺激による褐色脂肪組織の代謝亢進
④甲状腺機能亢進による全身の細胞の代謝亢進

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