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体温調節反応の種類と睡眠、発汗等の生理的変化による体温調整


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前回は体温調節のメカニズムという事で、受容器から末梢神経・中枢神経についてふれました。

今回は、外界の温度の変化でどのような反応が起こるのか、睡眠や基礎体温の変化でどうなるのかをちょっとだけ触れてみます。

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1.体温調節反応

調節範囲

中和温域:
ふるえや発汗を起こさずに皮膚血流のみで熱出納を0にできる。



化学調節域:
寒冷環境では皮膚血管の収縮による熱放散の抑制だけでは体温を正常にたもてなくなり、化学反応による熱産生でふるえを起こしたり内蔵の代謝を盛んにして体温を維持する。



物理的調節域:
環境温度が上昇すると、皮膚血管が最高に拡張し著明な発汗がおこり、代謝、伝導、対流、蒸発などの物理的過程により調節される。


 

2.生理的体温変動

a.睡眠と目覚め

入眠時には体温が低下するにもかかわらず発汗が増加する。
これは網様体の冷細胞の興奮が低下するために網様体の設定温度が低くなり生体が外環境温度を高いと感じ、発汗がおこって体温を下げる。目覚めた時はこれと逆のことがおこる。

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b.女子の基礎体温

排卵後の黄体期に体温上昇がみられる。
プロゲステロンの作用により温細胞の活動が減少し、逆に冷細胞の活動は増加する。
この結果は基礎体温上昇が発熱と同様の機序によるものであることを物語っている。



 

3.発汗について

【発汗の主な機能】
①皮脂とともに皮膚の乾燥を防ぎ、その表面を正常に保つこと機能がある。


②蒸発熱の放散による体温調節を行うこと。汗の分泌量は一日600~700mlであるが、夏期または運動時は4~10ℓに達する。


発汗を担う汗腺は管状の腺で真皮または皮下組織で糸球を形成し皮膚表面に開口おり、汗腺の分布は手掌または足底で最も多く、ついで前額で多い。



汗腺は分泌様式からアポクリン腺とエクリン腺に分けられ、発汗はエクリン腺の分泌物である。

エクリン腺は全身に分布し、その数は部位によって異なる。アポクリン腺は腋窩・乳頭周囲・肛門周囲など分布が限られている。

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