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口腔顔面失行の症状/特徴/定義と評価/リハビリ(対応/対処・アプローチ)


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★是非、ご覧下さい★ +++高次脳機能障害の一覧(もくじ)+++

口・顔面失行(口腔顔面失行)の定義(bucco facial disabilility)

口・顔面失行(口腔顔面失行)とは、口頭命令または模倣にて、口腔と顔面の習慣的運動が出来ない状態です。具体的には口をあける、舌を出す、ウインクをするなどの動作が日常的には可能であるにも関わらず、意図的には出来ない状態です。

「口を開けて下さい。」という指示に対しては口は開けられないが、食事を取るなどの自然状況下やあくびなどにおいては開口は可能な状態である。

左・優位半球障害によって生じる症状であり、右中枢性顔面神経麻痺を伴っていることも多いが、それのみでは口・顔面失行(口腔顔面失行)は生じない。

舌を出す動作は、中枢性麻痺によっては病巣と反対側(麻痺側)に偏倚するが、口の外に舌を出せなければ口・顔面失行(口腔顔面失行)と推測できる。もちろん、この場合飲み物を飲んだ後などの自然状況下では、舌を出すことは可能である。
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口・顔面失行(口腔顔面失行)は失語症と合併して起こることがおおいが、言葉としての恩を算出する構音における発語失行とは、独立した症状である。
また、球麻痺や仮性球麻痺等の場合は、自動的運動も障害されており失行ではない。

口・顔面失行(口腔顔面失行)の障害病巣

左・優位半球障害
特に左シルビウス溝周囲の上半部の損傷で起こり、中大脳動脈領域障害に多い。
病巣部位としては、前頭・中心弁蓋、島前部を含む前方病巣、頭頂葉の緑上回周囲を主体とする後方病巣のいずれでも起こる。稀に右半球障害でも出現する場合があるが、その場合「交差性口・顔面失行」という。

口・顔面失行(口腔顔面失行)の評価テスト

まず、下記の代表的な口・顔面の動作を口頭命令で実施する。
「口を大きく開けて下さい。」
「舌を出してください。」
「口笛を吹くまねをして下さい。」
「口を膨らませてください。」
「舌打ちをして下さい。」
「咳払いをして下さい。」

次いで、検査者が実際に動作を行って見せて模倣してもらう。
ただし、失語症合併者が多いので、理解力障害との鑑別が重要である。

臨床的な口・顔面失行(口腔顔面失行)の評価とリハビリテーション(対応/対処・アプローチ)

口・顔面失行(口腔顔面失行)がリハビリテーション自体に大きな妨げとなることは少ないが、その他の高次脳機能障害が存在する場合、失語症がある場合や言語聴覚士の訓練などでは支障をきたす。

また、失語症が有る場合は、口・顔面失行(口腔顔面失行)の評価も同時に行う必要がある。

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