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聴覚機能のメカニズム ~耳で音が聞える仕組み~


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前回までは、耳の中でも平衡感覚機能としての解説でした。
ここからの方が、より一般的な内容となってきますがリハビリとしてはあまり重要視されていませんね。。

音は、空気中を音振動、いわゆる音波として耳に入り、次のように知覚されています。
この音を感受するまでの流れを追って行きたいと思いますよ。

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①耳介によって集められた音波は、外耳道を進む。


②鼓膜は音波によって生じた圧変動に応じて振動する。


③鼓膜の振動は、耳小骨(ツチ骨→キヌタ骨→アブミ骨:覚え方!鼓膜とツキアっている)を伝わっています。

この耳小骨は関節で連なって、一種のてこのように可動して、振動を増幅し、耳小骨によって適度な強さにする。


④鼓膜で受けた音のエネルギーは、鼓膜の面積の1/20しかない小さなアブミ骨底板に集中され、振動の振幅は小さくなるが、押す力(音圧)は30倍になって内耳の窓である前庭窓を動かします。


⑤前庭窓の振動は、蝸牛内の外リンパに一連の進行波を起こし、この波は前庭階を蝸牛頂に上り、鼓室階を下り、蝸牛窓の膜(第2鼓膜)を外に押します。

蝸牛窓は、内耳のリンパ振動を中耳に抜かせ、迷路の圧の平衡を保つ。

miminonaka
⑥外リンパの進行波が、蝸牛管内の内リンパおよび基底板その上のラセン器を揺さぶるため、蓋膜に接した聴細胞(有毛細胞)の聴毛が変形し、電位変化が起こる。


⑦聴細胞の発火放電は、蝸牛神経の末端を興奮させ、蝸牛神経を通って延髄と橋の境にある蝸牛神経核に達する。


⑧蝸牛神経核からは、脳内のいろいろな経路を経て下丘に達し、ついで、視床の内側膝状体を中継して、大脳皮質の聴覚野に達し、音として感受される。



*音の高低は、振動数の多い波動は速度が速いが、早く砕けてなくなり、振動数の少ない波動は遅いが遠方まで進む。

⇒蝸牛管の入り口に近いほど振動数の多い高い音は最大振幅を示し、低い音になるほど、蝸牛頂の近くで振動するといわれている。この聴覚伝導路(外耳→中耳→内耳)や聴覚器に異常があると難聴などの聴覚障害が起こる。

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