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寒冷療法としての冷却刺激の基礎知識


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患者さんの待ち時間解消的要素が強く、以外にリハビリテーションで無視されがちな物理療法。

今日は寒冷療法の基礎知識ですけども、冷却刺激は長時間に及ぶと固有受容器や筋紡錘の求心性のガンマ線維の抑制によって、脳梗塞の痙性抑制の効果があるのはご存知でしたか?

これも先日のさすらい法でやっていましたが、効果があった例もございました。

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寒冷刺激に対する局所への反応

Alntschurtsの法則によると、組織温度を10℃減少させれば、代謝は1/2に低下するとされる。

織代謝が低下すれば外傷時の組織損傷の進行も抑制され、損傷によって生成される発痛も抑えられる。したがって、外傷の急性期や炎症期には冷刺激が有効である。



寒冷刺激に対する血管反応

基本的には温刺激に対する反応と反対の反応が起こる。

(1)一次的血管収縮


局所の寒冷刺激で表在血管に収縮が起こり、血流は減少する。寒冷刺激に対する瞬間的・直接的なものとされている。

次に中枢神経を介して皮膚全体にわたる反射性の血管収縮が起こり、胸髄・腰髄の側柱から発する交感神経の働きにより、血管収縮のほかに骨格筋・立毛筋の収縮で皮膚に密着している空気層の厚さが増し、皮膚表面からの熱放散を抑制する。



冷却された局所の血流が循環して、後視床下部に刺激を与え全身の血管収縮が見られる。


 

ice-plant

(2)二次的血管拡張


寒冷刺激を20~30分行い筋層まで冷却していくと、その間に反応性充血が起こり、細小動脈、毛細血管の血流量が増加する現象が見られる。すなわち、寒冷刺激を与えた後の発赤状態である。<



これは一次的血管収縮で血流量が減少し、冷却された局所の血液が後視床下部に刺激を与え、組織の循環障害を防ぐために血管を拡張し体温を維持しようとする働きである。



二次的な血管拡張は、主に動-静脈吻合(A-V shunts)の働きによって起こり、神経性の反射機構の影響と考えられている。また、これは冷刺激による組織の障害を防ぐための生体の防衛機構である。

 

動静脈吻合とは?

動脈は毛細血管を経由して静脈に移行するほか、直接側路を通って静脈に吻合する。これを動静脈吻合という。



動静脈吻合は皮膚とくに指および足指の真皮層中、耳介、骨格筋、甲状腺、腎臓、脾臓、胸腺などに見出されている。いずれも血流量増加を処理する機構と考えられる・皮膚のものは保温および熱放散を増す機構と考えられる。



血管収縮神経が豊富に分布しており、それによる収縮によって血流は毛細血管の方へ移動する。

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