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熱傷重傷度の判定 Artzの基準


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熱傷重傷度の判定

熱傷の重傷度はまず第1に受傷面積によって決定される。

受傷面積が広ければ広いほど重症であり、血管の透過性が亢進し、血管外に血漿部分が漏出して血量減少の状態がひどくなってくる。

重症度の判定は、受傷面積や深さの他に、年齢、部位、合併症なども重大な関係がある。心、腎機能に障害が生じる場合、熱傷は中等度と診断されても重症として扱う必要がある。

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Burn index

深さと面積によって重症度を推定するのに大切な指標となる。しかし、年齢を考慮していないないし、初期には深度の判定が困難であるため、救急臨床には役に立たないことが多い。

「Burn index」=第3度熱傷%+第2度熱傷%×1/2

 Burn index 15以上を重症と考える。

 

Artzの分類

重症度を重症面積、深さ、その他に部位、原因、合併症などを考慮して分類されている。

熱傷重症度の判定(Artzの基準)

 

軽症

中等度

重症

部分厚%
(percent-partial-thickness)

15%以下

1530

30%以上

前部厚%
(percent-
full-

thickness)

2%以下

210

10%以上

顔、手、足、及び陰部

含まず

含む

含む

年齢

 

 

18ヶ月以下、65歳以上

原因

 

薬品及び電気による軽症

薬品及び電気による重症

合併症

 

 

心臓、腎臓及び代謝系

1.重症熱傷

①30%以上の第2度熱傷。②10%以上の第3度熱傷。③顔、手、足、陰部の第3度熱傷。④気道熱傷を伴う熱傷(呼吸器系統の熱傷)、⑤骨折や軟部組織の損傷を伴う熱傷。⑥感電による熱傷(科学熱傷)、⑦酸性液による第3度熱傷(化学熱傷)


2.中等度
①15~30%の第2度熱傷。②10%以下の第3度熱傷(顔、手、陰部を含まない)


3.軽症
①15%以上の第2度熱傷。②2%以下の第3度熱傷

*以上に年齢その他の条件を考慮すること。

 

熱傷スコア(SCALDS score)

井澤医師(社会保険中京病院)たちが熱傷重傷度の早期判定のために試作したものである。受傷面積、深さ、年齢、その他に深さを補うものとして原因、部位、合併症など項目として算定し、5点までが軽症、6~9点が中等度、10点以上が重症と分類した。

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