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免疫反応がもたらす障害の種類は?


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アレルギー性組織傷害

免疫反応が生体に対して障害をもたらすことをアレルギー性組織傷害という。この反応は、以下の5つに分けられる。

 

Ⅰ型(アナフィラキシー型)

IgE抗体が組織内の肥満細胞と結合しているところへアレルゲン(抗原)が再侵入し、このIgEと結合すると肥満細胞から起炎症物質(ヒスタミン)が放出され、急激な炎症を引き起こす。             

 例:アトピー、気管支喘息、蕁麻疹



 

Ⅱ型(細胞傷害型)

細胞表面抗原に液性抗体が結合し、それに補体が作用して細胞を破壊する。

例:免疫性溶血性貧血、リウマチ熱、橋本病  

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Ⅲ型(免疫複合型)

抗原と抗体が結合すると免疫複合体ICが形成され、抗原量が少なければ多量の抗体が抗原に結合して、非可溶性複合体ができる。(局所のマクロファージなどによって貪食処理される。)

抗原量が多ければ、抗原に結合する抗体は少なくなり、可溶性複合体ができ、血中に流れて、種々の臓器に沈着し、その場で炎症反応を引き起こし、組織傷害をきたす。

 例:糸球体腎炎、全身性エリテマトーデス、RA、血管炎

 
   

Ⅳ型(遅延型、ツベルクリン型)

抗原が体内に入ってから48時間経過してから反応が現れる。細胞性免疫反応といわれ、抗原で活性化されたT細胞から出されるIL(インターロイキン)によってマクロファージ、リンパ球が刺激され、その局所に集まって、肉芽組織を形成する。

 例:ツベルクリン反応



 

Ⅴ型(刺激型)

細胞表面のホルモン受容器に結合した抗体がその受容体を刺激して、あたかもホルモンが結合したかのような反応をその細胞に引き起こす。ホルモン過剰の症状が現れる。

 例:バセドウ病ではIgGに含まれるLATSと呼ばれ、TSH類似物質が知られている。

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