変形性股関節症(股OA)の病理変化とレントゲン画像診断 - +医療従事者と患者の広場+ ~看護師や作業/理学療法士etcの国家試験/解答速報、病気/怪我の治し方まで+

変形性股関節症(股OA)の病理変化とレントゲン画像診断


スポンサードリンク

変形性股関節症の病理学

関節軟骨の老化による抵抗減弱と大きな荷重が発生に強く関与し、関節軟骨に抵抗減弱があれば生理的限界以内の荷重により関節の破壊が生じる。

 

関節軟骨の破壊

関節軟骨の本来の光沢を失い、黄白色を呈してくると関節軟骨は摩耗して不規則となり、亀裂を生じる。
                  
進行すると軟骨の幅が減少(関節裂隙の狭小化)てきます。
これが、関節の隙間が狭くなっているという状態です。

負荷の増大によって関節軟骨が消失すると、軟骨下骨が関節を動かすことによって磨かれてると硬くなり(軟骨下骨の硬化)、表面が平滑になる(象牙化)。


そして、関節軟骨の消失し最終的には破壊され壊死に陥ります。

滑膜の変性

嚢胞の形成

骨棘の形成

などが見られます。 詳細は以下に。

スポンサードリンク


 

変形性股関節症の検査所見

 

1)X線所見:

関節裂隙の状態、骨構造、臼蓋、骨頭の変化について観察する

2)股関節造影所見

関節軟骨の摩耗、関節唇の断裂、剥離、消失が観察される

 

 

レントゲンの病期分類と診断

臨床症状、X線所見にて判断する(*4期に病態は分類される。)

 

①前股関節症

clip_image002

症状:程度は種種であるが、長く歩くと疲れる。また、跛行が出てくる。
時々痛みはあるが安静で治癒するなどで、15~30歳代に多い。

X線所見:関節運動は正常。臼蓋形成不全がみられる。
CE角25度以下と骨頭被覆が悪い。
骨頭変形はないが、軽度外方移動がみられる。
関節裂隙は正常で荷重部の骨硬化や骨嚢胞種などの所見はみられない。


関節鏡所見:臼蓋部や骨頭軟骨の繊維化、パンヌスなどが認められる。
臼蓋唇の変形断裂、炎症などの所見が認められることもある。

 

②初期股関節症

clip_image002[6]症状:疼痛はやや持続的で日常生活動作も少し障害されてくる。

X線所見:関節裂隙はわずかに狭小化し、荷重部の骨硬化が出現してくるが、骨棘形成はまだみられない。

関節鏡所見:軟骨線維化、潰瘍形成、軟骨の断裂・欠損などがみられる。
特に臼蓋部にみられる。

 


③進行期股関節症


clip_image002[8]症状:疼痛が持続し、跛行、内転拘縮、筋萎縮、筋力低下も認められる。

Ⅹ線所見:関節裂隙は明らかに狭小化し、荷重部の骨硬化像、骨嚢腫の形成、骨頭内側に骨棘形成の兆しがみられる。

関節鏡所見:軟骨欠損が大きく認められ滑膜炎症も著しい。

 

 

④末期股関節症

clip_image002[10]症状:疼痛が強く安静時にも認められ、股関節は内転・屈曲拘縮をきたす。外転、内外旋運動も極端に制限され、骨頭側方移動も著しく、内転拘縮のため患肢が短くなったと訴える。


X線所見:関節裂隙は完全に消失し、磨耗と骨棘形成。
骨破壊により骨頭は変形をきたし、
臼蓋二重像・capital drop(骨頭内側部骨棘)が完全に形成される。

 

こんな感じですがレントゲンは、殆ど見れない治療士にならないようにー(わたし)

スポンサードリンク

コメント
非公開コメント


にほんブログ村 病気ブログ リハビリテーションへブログ王へ

トラックバック
当サイトのテキスト・画像等すべての転載転用、商用販売を固く禁じます 
Copyright © +医療従事者と患者の広場+ ~看護師や作業/理学療法士etcの国家試験/解答速報、病気/怪我の治し方まで+ All Rights Reserved.
当ブログの広告・免責事項について Creative Commons License
This work is licensed under a Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 Unported License