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変形性股関節症の手術後のリハビリテーション


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変形性股関節症の理学療法プログラムのさわりだけです。

これだけでは内容が薄いですが、一般的にはこれくらいでいいと思います。

 

①変形性股関節症の関節可動域訓練

一般的な自動・徒手的他動運動が実施されるが、人工骨頭や人工股関節置換術で手術アプローチによっては脱臼のリスク上、制限される運動に充分注意しなければならない。

股関節屈曲、内転、外旋、膝関節屈曲拘縮がおきやすいため、腸腰筋、内転筋、梨状筋、大腿筋膜張筋、大腿直筋、ハムストリングス、薄筋、腓腹筋に伸張訓練が必要。

 

ROM訓練は自動運動主体であるが、摩擦の少ない四脚キャスター方不安定板での訓練である。術後や症状が強い場合には、両側を乗せて健側で誘導しながら徐々に患側へと促通していく。次に不安定板に砂袋や重りを乗せることで膝・股周囲筋の抵抗訓練を行う。

その他、CPMによって術後早期からのROM訓練も適用される。

 

 

②伸張訓練

上記のROMエクササイズと同義とされる場合もあるが、厳密には異なる。

股関節周囲疾患全般に言える事であるが、股関節の屈曲・内転・外旋、膝関節の屈曲拘縮が生じやすい。このため腸腰筋、内転筋、梨状筋、大腿筋膜張筋、大腿直筋、ハムストリングス、薄筋、腓腹筋の伸張は欠かせないものである。

 

③筋力維持・増強訓練

変形性股関節症では、一般的に徒手および機械器具による等尺性・等張性・等速性訓練にて股関節の屈伸・内外転・内外旋、膝関節の屈伸・内外旋、足関節の低背屈などのバランスのある強化が不可欠となる。

主に行われるのは大腿四頭筋、大殿筋、中殿筋の筋力強化である。大腿四頭筋のmuscle settingは変形性膝関節でも行われる。

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④荷重訓練・歩行訓練

立位・歩行の滑らかな荷重移動訓練が重要となる。PNFが用いられることもあるが、姿勢矯正の前で2個の体重計を応用したりするとよい。歩行訓練に関しては免荷と荷重量、下肢長差と補高、異常歩行分析とその原因を見極める必要がある。

 

⑤疼痛緩和

OAの疼痛による疼痛の緩和には各種の温熱・寒冷による物理療法が中心となる。

 

⑥生活指導や体重コントロール

人工膝関節のときと同様に、特に人工関節が耐久性ということを念頭に入れるべきものであり、特に退院後の生活指導は重要である。

杖の使用、肥満の予防、できるだけ物を持たないこと、しゃがみ動作を制限させること、過激な運動を行わない杖の使用、体重のコントロールなどの生活指導は関節および人工関節の長期保護、疼痛発生防止のためにも重要。

 

減量目的のため、食事と運動指導、長距離歩行、階段昇降、坂道歩行などの制限や正座、和式便器使用の禁止、筋力訓練とストレッチのホームプログラムなどの日常生活指導。

 

⑦その他

その他、水治療法によって荷重免荷・漸増的荷重感覚覚醒、疼痛除去、可動域訓練、四肢の筋力増強、歩行・バランス訓練、体力向上などをはかることもある。

また、自転車エルゴメーターを用いて関節可動域訓練、筋力増強訓練、心配機能を含めた全身調整に有用である。下肢筋の求心性収縮のみならず遠心性収縮も得られる。

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