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児童期の心理学と精神発達


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この期は幼児期と青年期の中間にあって比較的安定した時期といってよい。

これは症病率や死亡率が低いのをみてもわかる。児童期はその心性から、小学校1~3年生の前期と、4~6年生の後期に分けるのが良い。

と言うのは前期に見られる精神生活には幼児期の特質が残存していて、子どもは小学3年生のころから、いわゆる少年らしさをもってくるからである。

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児童期の対人関係とコミュニケーション

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まず対人関係についてみると、こどもは小学校に入ると教師や友人などと接触範囲を広げ、親や同胞に加えて遊び仲間集団を作っていく。しかしながら、児童期の前半では集団の構成員も少なく、しかも良く変わっていく。

野球などのようにルールに従いそれぞれの役割りを果たしながら組織的にプレイするといったものはまだみられない。教師に対しても母と同じく依存心が強く、しかも1対1で教師と結びついている。


教師は母に加えて子どものアイドルとなり、子どもはその指示に従順である。小学3年生のころとなると子どもには“仲間意識”が芽生え、個人主義時代が終わって徒党時代(ギャング時代ともいわれる。子どもは8~9歳までは個人主義・自己中心的であって、集団・仲間として行動することは難しい。

しかし、小学校3年生ぐらいになると仲間意識が芽生えて、グループとして行動ができるようになる。集団で協同して行動し、集団で地位と役割りが与えられることに無上の喜びを示す。


こうした子どもの集団を徒党と言い、8、9歳~12、3を徒党時代と言う。)を迎え、リーダーも生まれて、教師や母への完全な依存状態から脱却していく。遊びも分化し、正しい意味での集団遊びに喜びを見出すことになる。

児童期の子どもの興味・関心

幼児期の期間における身体・精神発達と臨床心理学 - +医療従事者と患者の広場+ ~看護師や作業/理学療法士etcの国家試験/解答速報、病気/怪我の治し方まで+

幼児期にみられた自己中心性、すなわち現実と空想、主観と客観との未分化状態などは小学校低学年にも持ち越され、想像力が旺盛で、ごっこ遊びがまだ盛んであり、童話も想像的なものが好まれる。

また、身辺の事柄への興味によって動かされ、興味のあるものに夢中になる。これが小学校3年生のころになると知的関心が強まってきて、例えば物の収集、自動車の型への関心、自然科学的なものへの興味など、外のもの、客観的なものへの関心が高まってくる。

しかも機械的記憶・抽象・問題解決・批判的施行・創造的思考など、知的機能の著しい発達と相俟って、学校生活や社会生活を通じていろいろの事柄を学習していく。社会生活に必要な道徳性についてみると、幼児期ではまだ善悪の自己決定は出来ず、親の近視や命令によって生活しているが、小学校低学年になると善悪の判断も出来始める。

しかしこの時期の判断は、ピアジェの言う結果論的判断であって、動機論的判断は小学校高学年に入って可能となる。

 

児童期における臨床心理学的問題の特徴

児童期に見られる臨床心理学的問題は、各年齢によってまだ不安または恐怖が見られる。しかも年齢がすすむにつれて不安の内容は具体的・客観的なものとなる傾向がある。

また10歳以後になると、強迫神経症に相当するような症状もみられ、予期不安も生じている。

しかし児童期の子供は外のもの、客観的なものの世界にすんでいるので、不安や悩みも青年期のように内面化せず、その場限りとなる場合が多い。児童期は学齢期であるので、登校・試験・勉強・友人などについての問題も生じる。

また反社会的問題として、8歳には盗みが10歳には猥せつ行為があげられる。幼児では自他の分化が充分行われていないので盗みは問題にならないが小学校低学年の終わりになると、これがしばしば臨床心理学的問題となる。

しかもこの時期には単独形式のものが多いが、仲間意識が芽生える小学校3年生以後になると集団の形をとることが多い。わいせつ行為は児童に性意識が芽生えていることを示している。

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