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リハビリに筋力アップ、筋力増強訓練とかパワーリハなんて効果がなくて意味がない!


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こちらのブログの更新頻度が下がっていますがさぼっているわけではありません。

だって、無職で暇がありますから ・・・
違います!ちゃんと働いています。一人でコソコソと。。

最新版!医療系の人気記事とか売れ筋医学書とか啓発とか [週刊さすらい]
過去記事で、人気記事ランキングとか不定期でやってます(した)。

忙しい方はここ飛ばしてください。
こちらの記事でブログに書こうとしている記事ネタをいくつかあげました。

基本的には私の日常とか思想とかのカテゴリに入れていますが、なにぶんリハビリのお仕事的な内容なので、リハビリ系全職種私のリハビリ治療技術のカテに入れちゃったりとバラバラに分類されています。見にくくて申し訳ありません。お時間あれば是非。

この辺の記事かな?これのいくつかは書いたんですが、この続編です。


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筋力増強訓練のやり方を試行錯誤しても効果がない慢性期患者で気が付いた


新人一人職場でせっせと働いて数年。

もちろん、徒手的に筋トレするなんて余裕はなかったので、重錘(じゅうすい)いわゆる重りをつけて患者さん任せだったわけで。どこでもやっているけど、ただの待ち時間解消な要素が強すぎるから、これ大嫌いです。やるならモモ上げじゃなくて、地面をける方向でしょう。


で、それでは効果的じゃないし、このままじゃぁイケナイと思って何とか時間を作って徒手で抵抗かけながらやってみた。やり続けた、数週間~数ヶ月。まず、筋力増強で患者さんが自覚できるのに2~3ヶ月かかるっていう文献があったので、それを参考にした。ひとまず根拠を出しておくよ。

 

毎日、筋力(MMT)を徒手的に測っているのに力が上がっているように感じられない。

これは感じ取れる技術がないからなのか?

いや、数年間毎日数時間ずっと自分の手と目ののセンサーに細心の注意を払って、自己評価と患者さんの評価をしてきた。だから、これは違う。力がついていないんだ。

これが、これに至ったキッカケです。


 

筋力検査をする対象者の選定に時間がかかったし難航した

muscleMMT

検証するのに誰でも良い訳ではない。

筋力がソコソコある人(MMT4や5の人)は幅がありすぎるから判断しにくいので除外。できれば、本当に純粋な3レベルが適切だ、わかりやすいもんね。注目するところは、本当に純粋な3だ。

ちょっとでも抵抗に抗することができたら、それはむしろ4とすべきだからだ。(4て言ってしまうのも問題だけど、4-か?そんな表記はないわけだけども)

あとは、認知症などで主張がはっきりしない・理解が難しい人はもちろんアウトだ。そこで、これらに該当しない人が出てくるのを待ったわけ。超田舎で入れ代わりがほとんどないので困る困る。。。

 

長い時が過ぎて対象者さんが出てきた。
普段から注意深く観察していて、筋力検査などさまざまな検査もしてあったので、手元に比較できるデータがあったのが幸い。

対象者はこんな感じの方でした。

  • 90歳認知症なしの男性。毎日新聞を読んで、こちらの言うこともほぼ理解し、へ問題なく返答できる。長谷川式の認知症検査21点(日付などの間違いあり)

  • 恐らく年齢的な末梢神経の変性による筋萎縮・筋力低下。杖歩行が可能だったが、下肢筋力がおおまかには2~3+程度。腹筋などは問題なく、起き上がりなどは自立

 

ビンゴで適任。しかも、私と超仲が良いNさんだ。

しかし、体調を崩して1週間ほど寝込んで元気になったと思ったら、歩けなくなっていた。早い...

 

筋力が上がることによって、日常生活や歩行が変わるのか?改善するのかを検証した

 

殿部・下肢筋群に限局した筋力低下のみが症状でした。『でもよ~、MMTで筋力測っても主観要素じゃん?それだけでは足りないよ、さすらい先生!!甘いよΨ(`∀´)Ψケケケ』ってクレームがきそうなので、以下に付け加えておく。

確かミナトだったかな?の筋力測定器も合わせて測った念の入れようだ、我ながらさすがだ。

これじゃないけど、こんなやつ。

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歩けなくなる前と後で、測っていたのは主要筋だけではなく、股関節の外転・内転、内旋・外旋などに至るまで、上記にあげた腰部、股・膝・足関節の下肢の関節の全可動方向について全部測定だ。

ここまで付き合ってくれて、ホントと感謝でした。

 

で、1週間寝込んだあと、上記の箇所について重りと徒手的な筋トレしかしていない。パワーリハとかでうるさく言われる大腿四頭筋中心に。

それ以外のトレーニングをして改善しても、それでは要素が分からないから筋力増強のみしかしていない。


さらに念の入れようはこれまた適任の方でした。病棟では食事以外はベッド上で過ごしていらっしゃっており、自主トレや自分で歩いてトイレに行くという事も一切していない。

これであれば、リハビリの筋トレのみの効果と言い切ってもいいでしょう。

更にちなみに、今のリハビリでせっせと行われ、私自身意味ねぇって思っているオープンキネティックチェーン、いわゆる非加重にてリハを施行しました。

 

そして、1週間程度でヨタヨタしながら歩けるようになった。10日で、ふらつかずにで元通りの歩行になった。予想通りの改善具合でした。

 

そして、ここで上記と同じように徒手のMMTと機械で筋力を再度測定したわけです。

 

そう、タイトル通りの結果で、『自分の手で測った筋力、機械で測った数値も変化がない』(誤差範囲の差はあり)という、衝撃の検査結果に終わったわけです。


筋力アップはあんまり無意味論のまとめ

あくまで面白く読んでもらうために最後に書いておきますが、1週間寝込んでいらっしゃったうちに主要筋の筋力のみ測らせてもらいました。

この時期でも筋力低下は認められていなかったので、最終の結果を見ても当然って感じでした。

ここではあくまで筋力に焦点を当てて話しましたが、『じゃあ、なんで歩けるの?歩けるようになったのよ?』ってなると思います。


その他、動作観察などいろいろ検査をして至った結論を記する。

  • 新聞を読む、積極的に私や看護師と話すことによる、活動性の低下の防止、それによる脳血流量増加・維持による身体への影響

  • 筋力トレーニングによって筋力がアップしたのではなく、筋の協調性が改善しただけ
  • いわゆる、繰り返しの動作による動作の再獲得、熟練(追記)

 

そもそも1週間程度でヨタヨタに歩けるようになって、10日で元通りにっていう時点で筋力アップの影響とは考えにくい。7日でそこまでアップする?その3日でそこまでアップする??そんに筋肥大するってことなのか??て思いませんか?

認知リハでも計算とか頭を使うことだけじゃなくて、体を動かしたり運動療法もします。ようは頭を使えばボケないではなくて、頭を使えばボケないし、身体的認知感覚や血流量が上がれば他も良くなっちゃうよってイメージ。
この要素に加えて、特に後者による影響が大きいと判断しました。

これにより、筋トレで状態が改善したと思われているほとんどは筋力アップ、筋肥大によるものではないという事が証明できました。

筋力増強訓練によって筋力が上がったのではなくて、協調性、高次の機能の部分が改善したという要素がこのうえなく強く、そして失った動作の(再)獲得・熟練っていう要素でしょう。これは断言できる。

だって、そうでしょう。筋力1や2の人が歩いているのをみたことはありませんか? 神経難病やデュシェンヌ型筋ジストロフィーの子とか。

筋力低下と歩けないっていうのは、そもそもほとんど関係がない。
立ち上がりはできなくても、関節のロック機能を使ったり、杖を使う必要はあっても転倒することなく歩いている症例を数多く見ている。 上の例えがいい例で、完全に証明している。


もし、経験つんでここに何にも疑問を持たず、これに微塵も気が付いていなければ、PT失格。仕事は何にもできていない。素人と変わらない人材と自覚した方がいいでしょう。本当に学校で習ったことしかできてない人だ、いやそれ以下かもだ。

細かな詳細を書き出すとA4レポート用紙100枚くらいになるので割愛しますが、ミクロの評価ができて判断できる内容かと思います。


ここまで読んでくれた熱心な方、ありがとうございました。
検証内容でございました!

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