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リハビリ・ADLにおいてジャンプと走るという動作は必要か?評価する価値はあるという臨床論


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ADLの実際を見て、そしてリハビリテーションを行うに当たって歩行を始め、様々な評価方法がありまして、目的は同じでも方法もたくさんあります。

日常生活動作ADLactivities of daily living)とは、食事・更衣・移動・排泄・整容・入浴など生活を営む上で不可欠な基本的行動を指す。それぞれについて自立/一部介助/全介助のいずれかであるか評価することで障害者や高齢者の生活自立度を表現する。

日常生活動作 - Wikipediaより引用

 

で、臨床に出て数ヶ月してからふと思ったわけです。

  • 歩くことが大事!
  • 歩かないと筋力が落ちる!

なんて何万回聞いたか分からない話なんですが、そもそも歩くくらいで筋力はアップできないっていうのは当たり前なんですが、なんなんですかね、こんな内容がハビコッているのは。

walking

それでですね、歩くとか体操とか筋トレとかは嫌という程でてくるのに、走るとかジャンプとかは、リハビリテーションの本や介護の本でも出てこないじゃん??? なんでよ???

って、疑問が頭の中に沸いてきていまして。

 

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この疑問に至った3つの理由

走っている画像


理由1:漠然とした疑問

この筋力アップ説の疑問を否定するために、自分自身の体で実験しました。(人体実験の話はまたネタにしましょう!)

また、それとは別件で「歩くことが大切っていわれているけど、漠然と『走ること・飛ぶこと』って必要なのか?」という疑問が沸々と沸いてきたわけです。

なぜ、歩くことが評価されて、走ることや飛ぶっていうことが評価されないのん?不思議じゃないでしょうか。

必要性が薄いといえば薄いです。だから、能力アップの対象にはあまりならないというのもわかります。ただ、あまりにも無視されがちじゃないの????ってふと思った次第です。

 

理由2:評価で原因が特定できない症例からできる事をやった

そして、事件は起こった。

歩けない患者さんのリハビリ評価をしていて、厳格で厳密な評価しかしていないのに、原因が分からない。仮説すら立てられない症例の方々も正直多かった。現在も多い。

もちろん、正しい評価ができていないなら、適切な理学療法・作業療法の選定と実施ができるわけがありません。

 

そう、どん詰まりになった時にです。

さすらい:「・・・とりあえず、やった事ない事をやってみよう。」

 

そこで、とり合えず患者さんに『飛んでみて!!』って口頭指示しまして、その場でジャンプしてもらいました。あ、もちろん、歩けない状態の方ですので、介助付きで。

 

そしたらですね、あら、ビックリ。

その瞬間から多少ヨボつきながら、歩きだしてしまいました。。。。。

 

驚きとともに、もうね、、、なんじゃこれ・・・・、評価ってなんやねん。。見たいな感じ。

 

理由3:評価できなければ、高負荷で評価する方法

それからです。オリジナルの評価方法とかを考えて実践するようになったのは。参考書とかに書いていないと思いますが、これすごく簡単で重要な評価方法かと思って、今でも毎日やります。

今やっている評価の負荷量をあげると、見えないものが見えてくるということ。

簡単です。

歩いてもらって動作観察が微妙なら、速く歩いてもらう、重りを付けるとか簡単です。バランス検査なら、教科書的ですが、目をつぶってもらう、もっと不安定にする、ポーズを変える、何かを持ちながら立位や歩行を、みたいな感じです。

 

高次脳検査も同じです。

ひらがな、カタカナ、漢字を読む場合、どれが1番簡単で、どれが1番難しいでしょうか?

 

検査をする人間の固定観念っていうのは、ものすごいです。

多くの人が『漢字を読むのが難しい』と答えてしまうわけですが、それは読み方だけをいっているわけで、形として認識しているという要素も非常に強いです。

  • かたたたき
  • カタタタキ
  • 肩叩き

  • でいりぐち
  • デイリグチ
  • 出入り口

この辺を読むと、ひらがなやカタカタの方が読みにくく、人は文字の形で認識していることが何となく分かるんじゃないでしょうか。

 

随分前に話題になったこれもいい例です。普通に読んでみてください。

こんちには みさなん おんげき ですか? わしたは げんき です。
この ぶんょしう は いりぎす の ケブンッリジ だがいく の けゅきんう の けっか
にんんげ は もじ を にしんき する とき その さしいょ と さいご の もさじえ あいてっれば
じばんゅん は めくちちゃゃ でも ちんゃと よめる という けゅきんう に もづいとて
わざと もじの じんばゅん を いかれえて あまりす。
どでうす? ちんゃと よゃちめう でしょ?
ちんゃと よためら はのんう よしろく

ちゃんと読めたあなたの脳は、だまされています。

 

と、メチャクチャ話がそれましたが、通常評価では読み取れないので、高負荷検査をする必要性を感じて、早歩き→走る、飛ぶっていうことをやってみました。

 

 

それでそれで、どうなったの???

実際のところ、高負荷テスト(やその他のオリジナル)をやっても全く分からない症例が多いのは事実です。

ただ、評価≠治療と位置づけている自分としては、稀にというよりもたまにですがいい結果がひょいと出ることもあります。

素早く歩く、他動的に素早く関節運動を行い、それに着いてくるように速く四肢を動かしてもらうだけで、本人が自覚できる変化が出るようになることも多いです、ホント。

 

不完全燃焼と不完全なエビデンス

考える人

いい結果が出ても、行き当たりばったりのテストとリハビリですから、どこか腑に落ちないのです。

歩きと走ることは、どこがどう、どれだけ違うの?

歩くのと比べて、どの受容器が、どれだけ刺激されて、域値に達して、大脳の何処がどうなのgじゃjげぴ@うぇいt@あいt・・・・

というふうに分からない無限ループになるので、もう考えないようにしています。もちろん、そんな文献は今のところ見当たらない。

 

そして、もうひとつ。

上で『跳ぶ(飛ぶ)・ジャンプ』っていう動作の検査やリハがいるかどうかは置いといて、この動作ができる人って異常に少ない

この人ならできるだろう、っていうくらいレベルが高い患者さん・利用者さんのほとんどができない。現在の私の担当の方で言わせて貰うと、まともにできる方は、今のところゼロです。

飛ぶ機能の低下とADL能力の相関関係がもっと知りたい@ので、誰か研究発表してください~~~。

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