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『あなたは不親切・ヒドイい(医療従事者)』といわれる時ってないですか?


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あの人はちゃんと親切にしてくれるのに、あなたはしてくれない。』

そんなことを言われたことはありませんか???

 

例えていうなれば、

  • 『Aさんは靴を履かせてくれるのに、あなたは履かせてくれない。』
  • 『Aさんは服やズボンを脱がしてくれるのに、ほったらかしでしてくれない。』
  • 『車椅子のフットレストに足を上げてくれない。フットレストをあげてくれない。』

 

私はとても頻回に言われているのですが、こんなニュアンスの言葉を投げかけられたことがあるっていう方、思い当たるフシがある方も多いのではないでしょうか?

特に介護・看護の場面で患者さん・利用者さんに訴えられることが多いことかもしれません。



また、病棟や居室生活で介護・看護業務とリハビリテーションを行うときの医療・介護スタッフの対応の差によって、このような言葉が投げかけられることが多いと感じています。

 

今日は『動作の介助』に絞って、その話をしてみたいと思います。

 

 

介助原則を知った上で介護・リハビリをしていますか?

まず質問です。

『介助をする際の原則』ってなんですか?どのように介助するんでしょうか?よーく考えてから下をご覧くださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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この答えが即座に出てこないといけません。

歩行や移乗などの動作で違いはあって細かな定義も書籍によっていろいろ提唱されていますが、その原則は身体状況を把握して、能力を最大限に使って『最小の介助を行うが原則です。



行っていますか? できていますか?

私は多くの場面でそれはできていないと、日々思っています。

 

 

ここであげられるのは個人の能力の違いとリテラシーの2つの問題があります。

 

まず、第1に能力の違い。 というよりも、これがある程度のレベルになっていることが大事で、前提になってきます。

 

日常生活動作において、対象の人の動作や性格分析ができていないために、過大な介助をしてしまう場合があります。

もちろん、この方はここまでできる・これはできない・ここが危ないというような的確なADL評価適正な介助技術がないと、必然的にスタッフでの対応の差が出てきてしまいます。

 

そりゃそうですよね。相手が靴が履ける、洋服が着れる、これをこう使えば歩けるということ自体が判断できないのであれば、どこまで手伝ったらいいのか、どれだけ介助すればいいのかの判断ができないわけですから、最小介助ができないです。
 

次にリテラシーの問題です。 いわゆる、理解・解釈・表現の問題ですね。

 

上の能力とも関わってくる部分もありますが、ここを知らないために「とりあえずやればいい・ベッドに安全に移せればいい」という傾向になります。

 

一生懸命、介護技術を学んできても基本となる部分の理解・解釈が異なると、冒頭で説明したのようなことが起こってきます。例えをあげてみます。

  • 介護職員のAさんは、時間を書ければ靴が履ける人に対して、能力を高めようと利用者(患者)さんにできる範囲のことは全部1人でやってもらうように、「自分で履いてもらえるように指示・誘導」する

  • 別のBさんは、時間を書ければ靴が履ける人に対して、親切・丁寧に対応してあげようと靴を履かせてしまう

 

このパターンが1番多いのではないでしょうか?

というよりも本人・ご家族さんなど、対外的にはBさんは親切でいろいろ頼みやすい職員と認識されることが多くなります。しかし、Aさんは不親切でなにもやってくれない人になってしまいます。

従事者の対応としては、もちろんAさんが正しいわけです。

しかし、患者・利用者さんまたはその家族からするとその部分は理解されないことが多いのです。

 

 

その背景は?? 大学・専門学校の教育と病院・介護保険施設の体制に一部問題があると思います

 

上記ように、個人の問題もありますが会社全体の問題、しいて言えば新人教育を含めた社会人教育が生んだ場合があります。

 

そもそもそのような意識の人材を排出してしまった学校教育、それを正しい方向へ導いていけなかった病院・施設の教育の問題がある場合が多いです。

この分野は一般社会の中にありつつも、そこから隔離された特殊な領域であることを、医療・介護業界の人間全員が認識しなければいけません。

 

例えをあげましょう。
あくまで一例で、一側面です。


以前の私の職場の話です。

ある部署の偉いさんが毎日こんな対応をして言っていました。

靴もズボンも服も全部履かせてあげた上で、
利用者様はお客様なんだから、最高のおもてなしをしなければならない。』

 

違和感を感じませんか?
感じないのであれば、従事者としてもしくは常識的に問題です。

 

患者さん・利用者さんからお金を頂いて(大半は医療保険・介護保険からですけども)いるという観点からすると、ビジネスの観点では確かにお客さんです。

ですが、最高のおもてなしという言葉、いやそのサービスの提供は原則に反しているという時点で誤った対応と発言でしょう。正しくは、最高の医療・介護サービスをしなければならない。』だったはずです。

 

上記の学校教育でカバーできない部分が会社での教育になってくるわけですが、就職する場所によってそのやり方や方向性は様々です。そして、それだけではもちろんありません

 

 

まとめ

実際の所、このような発言が出てしまうのはこちらの問題だけではなく、相手の性格から環境に至るまで多岐に渡るので、こちらが適正な対応をしていても何ともならない場合があります。

その他、やはり限られた時間の中で仕事をしているので難しい場合もあります。

 

個人的に良く経験することといえば、装具や靴を履く訓練をしているとして、その動作の完了に5分や10分かかってしまう方も見えます。 時間をかければできることには違いありませんが、必要であることであればこの時間を短縮できるように一生懸命リハビリをしてもらう必要があります。しかし、一般的にリハビリをすなければならない15~20分という時間のなかで、その動作だけで消費してしまっては他の訓練ができません。

よって、やむを得ず手伝ってしまうということに。。。

ってな具合です。

この事例に関してですが、時間が一律というよりも症状に合わせて時間を算定できたら国の財政も職員もwin-winだと思います。

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