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伝導性失語の症状/特徴と評価/リハビリ(対応/対処・アプローチ)


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伝導性失語(conduction aphasia)の定義・特徴


音韻性錯語が目立つ発語障害でほぼ正常な長さの文を話し、同様に音韻性錯語の目立つ復唱障害を呈す一方、理解がほぼ正常に保たれた復唱である。

自発語は、充分な長さと文法的複雑さを持つ文章を、時々発するところから流暢と判断される。
音韻性錯語がしばしば頻発するが、患者はこれに気づいている事が通常である。
錯誤に対する言い直しと喚語困難による休止があるため、発語は途切れ途切れで非流暢な印象を与えることもあるが、発語失行はない。
喚語困難に伴いしばしば迂遠な表現が出現する。
語性錯誤は比較的少ない。
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復唱障害が特徴であり、自発話同様に音韻性錯語が頻発し、自己修正が繰り返され少しずつ目標に近づく。重症例の場合、1音節の復唱でも誤るが、単語や文章で明らかとなることが多く、復唱も難しい。
呼称障害もととめられ、音韻性錯語臥頻発するが語性錯語も見られる。

一方、聴覚的理解障害はほとんどない。
音読の自発話、復唱と同様の障害が見られる反面、読解は良好であることが多い。
書字は自発書字、書き取りにおいて錯書を中心とした障害が見られ、の本後では一般的に カナに障害が多い。

伝導性失語(conduction aphasia)の障害病巣・原因


Wernike領域とBroca領域の間を結ぶ弓状束を含む病巣で伝導失語が出現する。緑上回を中心とする下部頭頂葉障害で深部白質を含む物が多い。


伝導性失語(conduction aphasia)評価テスト


初期評価としては「標準失語検査」、「WAB失語症検査」を行う。実施頻度としては、回復期には1~2ヶ月程度の間隔で行うことが望ましい。
言語療法士だけでなく、理学・作業療法士も画像や既往などの医療情報だけでなく、家族構成から教育歴、職業や病前の言語・生活習慣を聴取する。

あまり表に出てこない内容であるが、知能指数(IQ)が著しく低い人間も一般に想像されている以上の割合が存在していることも念頭におく必要がある。つまり、社会生活を営むことに支障をきたすということであり、『仕事が長続きしない』や『ある程度の年齢にも関わらずアルバイトで生計を経てている』という方が多い。

基本的にはそれぞれの失語症単独でのアプローチではなく、『失語症全般』として言語聴覚士を中心にリハビリテーションを行っていくことが望ましい。
失語症のリハビリテーションは、周囲の人間と社会のコミュニケーションを向上させることを目的とし、医療スタッフだけでなく家族や知人への指導も必須となる。

伝導性失語(conduction aphasia)の急性期の対応


言語聴覚士を中心に、どのような言語側面が障害、または保存されているかを確認し、コミュニケーションの可能性を探る。言語的・非言語的な表現を行い状況を伝え、表出できない場合もあるので、「はい/いいえ」で答えられる程度の質問や全部の平仮名を書いた用紙を用意しておくことも良い。(大きな文字が望ましい)

伝導性失語(conduction aphasia)の言語療法問題点とリハビリテーション(対応/対処・アプローチ)

患者さんの状態にもよるが、急性期を脱して基本的にある程度の座位保持が可能になってから、訓練室に来室できるようになってから行われる(法律的にも個室)。(嚥下についてはベッドサイドで行われることも多い。)

前述したブローカ失語の評価での家族構成から教育歴、職業や病前の言語・生活習慣を聴取より、総合的な訓練を他の医療従事者と進める。また、言語療法としての集団訓練は、コミュニケーション能力を高め、応用する機会となるので積極的に行う。

失語を含めた言語障害は、1ヶ月から3ヶ月の間の改善率が高いが、それ1ヶ月以降に残存する失語の完治は難しく、復職や社会生活を営むにあたり支障が出る場合が多い。その場合は、言語訓練に固執・執着せず、医師やソーシャルワーカーとともにQOLの向上へと方向転換することも重要である。

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